上野東照宮の大石鳥居は、5mを超える鳥居で、江戸時代の鳥居の中で最大です。
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- 旅行時期:2016/10(約9年前)
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by さいたまさん(男性)
上野・御徒町 クチコミ:136件
上野東照宮の大石鳥居は、5mを超える鳥居で、江戸時代の鳥居の中で最大です。
江戸幕府の初代将軍徳川家康の御霊を祀るため上野東照宮が造営されました。
その入口に造られたのが大石鳥居です。
大石鳥居は、当時の江戸幕府の重鎮であった上州厩橋城主、酒井忠世が奉納したものです。
大石鳥居は、高さは5.15mで、備前の御影石を使用したものです。
この大石鳥居は、関東大震災の際にも、全く傾きませんでした。
その頑丈さに当時の人々は大変驚いたと伝えられています。
上野東照宮の大石鳥居は、寛永10年(1633)、に建てられたもので、約400年経過していますが、全く年月による経年変化を感じません。
歴史の風格を感じさせます。
天和年間に、一時、地中に埋められていましたが、50年後の享保19年(1734)に、酒井忠世の孫、酒井忠知が掘り起こして、元の位置に立て直したと鳥居に追記されています。
今回、大石鳥居を見る機会を得ましたが、備前の御影石をどのようにして運んだかが気になります。鳥居の主要部分を、区分して輸送したと思いますが、大変な労力だったと推測しています。海と川を利用した海上輸送と人力による上野の山頂への搬送だったのでしょう。
その労苦に頭が下がる思いです。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2016/11/23
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