室生能楽堂は、水道橋にあり、能楽五流派のうちの宝生流の拠点として重要な能楽堂です。
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- 旅行時期:2016/10(約9年前)
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by さいたまさん(男性)
水道橋 クチコミ:11件
室生能楽堂は、水道橋にあり、能楽五流派のうちの宝生流の拠点として重要な能楽堂です。
能楽には、シテ五流派と呼ばれる観世流、宝生流、金春流、金剛流、喜多流の流派があります。
室生派は、他の流派と同様、施政者の庇護のもとに発展しました。5代将軍徳川綱吉により、重用されました。
宝生能楽堂は、関東大震災と東京大空襲の火災を乗り越え、再建されました。
最初の宝生能楽堂は、神田猿楽町に創建されましたが、関東大震災で焼失します。
その後、水道橋に、宝生会館能楽堂として再建されましたが、東京大空襲でこの能楽堂も焼失します。
戦後の昭和25年、水道橋能楽堂と呼ばれた舞台が再建を果たします。
現在の宝生能楽堂は、昭和53年に完成しました。
他流の催しにも活用され、広く能楽の普及・発展への活動の場となっています。
シテ五流派の流れの中で、伝統を守り発展してきましたが、拠点舞台の焼失という不運にめぐり合っています。
栄枯盛衰とともに千変万化の歴史かもしれません。
能楽の般若の面のように悲哀の中にも、活力を得てきたような歴史の感じを受けています。
能楽の歴史に触れることができた室生能楽堂訪問でした。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2016/11/23
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