浄林寺は、叡龍山と号し、戦国時代末期に、三河の国に創設された伝統あるお寺です。

3.5
旅行時期：2016/10（約9年前）

by さいたまさん（男性）

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浄林寺は、叡龍山と号し、戦国時代末期に、三河の国に創設された伝統あるお寺です。
真宗大谷派寺院の浄林寺は、一色了空が開基となり、天正１１年(1583)、三河国設楽郡に創建、その後神田にあった本願寺境内へ移転、明暦３年の江戸の大火後に、本願寺と共に浅草へ移転、文化７年、浅草本願寺境内を離れ、東上野稲荷町に移転したといいます。
山号を、叡龍山と号します。
浄土真宗東派明細簿によると、寛永９年に、寺格として、飛擔出仕の免許を許されていますが、寺格の具体的内容は解っていません。
他の稲荷町の寺院と同様ですが、明暦等の大火により、浅草の本願寺とともに移転せざるを得なかった苦難の歴史が、重く感じられます。
しかしながら、現在の浄林寺の敷地は、それほど狭いというわけでもなく、檀家の状況にもよりますが、まあまあ恵まれている部類ではないかと、推測されます。
いずれにしても、今回、浄林寺を訪れ、浄林寺の歴史に触れることにより、数奇な運命の変転現在の姿を理解することができました。良い経験でした。