上野公園の一角に、上野戦争の折、官軍に抵抗した彰義隊戦士の墓があります。
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- 旅行時期:2016/10(約9年前)
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by さいたまさん(男性)
上野・御徒町 クチコミ:136件
上野公園の一角に、上野戦争の折、官軍に抵抗した彰義隊戦士の墓があります。
鳥羽伏見の戦いの後、江戸に戻った徳川慶喜の側近達は、慶喜の助命を求め、同盟を結成、彰義隊と称して、徳川家霊廟の警護などを目的として、上野山(東叡山寛永寺)にたてこもりました。
大村益次郎指揮の東征軍は、上野山を総攻撃したため、彰義隊は同夕刻敗走しました。
彰義隊士の遺体は、上野山内に放置されましたが、円通寺等の住職らによって、茶毘に付されました。
正面の小墓石は、寒松院と護国院の住職が密かに付近の地中に埋納し、後に堀り出され、大墓石は、元彰義隊小川興郷らによって造立されたものです。
彰義隊戦士の墓を訪れ、上野戦争の実態を耳にし、墓を目にしますと、義のため亡くなった戦士の思いが伝わってくるようです。
歴史の転換点における戦いといえども、戦士にとっては悲しい歴史です。
時間を見つけて、彰義隊戦士の墓を訪れ、歴史のはかなさの一端を感じて頂ければと願っています。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2016/10/29
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