森孫右衛門の墓が、築地本願寺の境内の東側に、置かれています。
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- 旅行時期:2016/03(約8年前)
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by さいたまさん(男性)
築地 クチコミ:106件
日本橋の魚河岸を創設し、また佃島を築成させた森孫右衛門の墓が、築地本願寺の境内の東側道路沿いに、置かれています。
徳川家康の江戸開府において、大きな課題は、食料の確保と土地の造成でした。
森孫衛門は、江戸湾における漁業を興し、日本橋魚市場の創設に尽力し、江戸の庶民に広く、魚を提供しました。
また、隅田川河口の浅瀬であった佃島を埋め立てにより、築成させました。
森孫右衛門は、摂津国の佃島出身の漁師でしたが、徳川家の知遇を受け、森姓を与えられ、高級魚であった白魚を庶民にまで普及させたとされています。
森孫右衛門の時代の大きな変転に際して、食料と土地という生産活動の基盤整備に尽力する先見の明には、見習うべきものがあると思います。
大きな変革の中で、何が社会活動の原動力になるかを適確に判断した森孫右衛門の判断力には、現代社会における生き方に通ずるものがあると痛感しています。
森孫右衛門の墓を訪れる際は、地下鉄日比谷線が便利です。
また、本願寺の正門を入った後、左側に進み、背の高い土生玄碩の墓を目印にするとわかりやすいと思います。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
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- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
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- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2016/08/11
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