町中に溶け込んだ古刹
- 4.0
- 旅行時期:2016/05(約10年前)
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by masa8982さん(男性)
稲沢・清須 クチコミ:3件
名鉄津島線甚目寺駅から歩いて5分程度の場所にあるお寺です。駅名の甚目寺はこちらの寺から取られています。駅を降りて南に向かい、突き当たりを右手に向うと門が見えます。それが甚目寺の東門です。また、道に沿って南へまわると南大門があります。
大変な古刹で、創建は6世紀の推古天皇の時代に遡るようです。南大門は鎌倉時代に源頼朝により再建され、戦国時代には地元の武将である福島正則も仁王像を寄進しています。この仁王像は南大門に安置されています。そういう歴史が残っているくらいですから、相当に由緒のあるお寺なのでしょう。本堂はコンクリート造りで再建されたものですが、南大門や三重塔、東門は鎌倉時代や江戸時代に再建されたものが残されており、重要文化財に指定されています。他にも絹に書かれた不動明王や仏陀の涅槃図が重要文化財に指定されていて、それらは甚目寺町歴史民俗資料館で見ることができます。
境内は広く、私が行った時は地元の方が小さい子を遊ばせていたり、散歩をしたりしていました。ですが、特に拝観料を取るわけでもなく、自由に境内に出入できます。重文の南大門や東門、三重塔も間近で見ることができます。東門から続く門前町も味わいがあります。特に有名な観光地ではありませんが、見所も多いですし、町中の何気無いお寺にもこれだけの歴史がある、ということに驚かされます。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2016/08/01
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