1936年〈昭和11年〉2月26日の二二六事件によって、この場所で暗殺された高橋是清翁の銅像です。
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- 旅行時期:2016/06(約8年前)
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by 元カニ族さん(男性)
赤坂 クチコミ:12件
高橋是清は、波乱万丈の人生を歩んだ人で、その生い立ちを調べると、長い物語になってしまいます。彼は、1854年9月19日〈嘉永7年閏7月27日〉生まれ、- 1936年〈昭和11年〉2月26日)没。
仙台藩士として生まれ、明治、大正、昭和時代初期に活躍した政治家です。総理大臣、大蔵大臣、などの要職を歴任しましたが、財政家として知られているため総理大臣としてよりも大蔵大臣として高く評価されています。現在の日本銀行の建物の建設、日露戦争の戦費調達、片面だけ印刷した急造の200円札を大量に発行して銀行の店頭に積み上げて見せて、預金者を安心させて金融恐慌を沈静化させたことなど、有名です。
二二六事件で、暗殺されたのは、インフレーションを抑えるべく軍事予算の縮小を図ったため軍部の恨みを買ったためです。赤坂の自宅の二階で反乱軍の青年将校らに胸を6発撃たれ、暗殺されました。享年82歳。
この自宅が、現在の高橋是清翁記念公園で、銅像はその公園の中の築山の上にくつろいだ和服の姿で座っています。
この銅像は、昭和の激動の歴史を物語る貴重な証人です。身が引き締まる思いをするのは私だけでしょうか?・・・・・
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
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- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2016/06/28
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