貴重な建物です
- 4.0
- 旅行時期:2016/06(約10年前)
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by ぷーちゃんさん(男性)
神楽坂・飯田橋 クチコミ:196件
小石川後楽園の入園口の左にある小蘆山の奥にあります。二代藩主徳川光圀が建てました。光圀は6歳の時に兄頼重ではなく世継ぎと定められ苦しみ、15~18歳の間遊び廓通いをしていたそうです。18歳に史記の伯夷列伝を読み感銘を受けて心を入れ替えたそうです。「仁を行い得た人たち」を祀る得仁堂を建てて、伯夷、叔斉、泰伯の三像を祀りました。大震災や戦災の被害にあわず小石川後楽園内で唯一現存する建物です。ガイドボランティアさんの話では屋根は何度か葺き替えられ、正面の龍の彫り物は新しいものだそうです。
残っている伯夷と叔斉の二像は現在東京都が保管しているので得仁堂にはありません。御光圀が毎日のように参詣したと伝えられています。水戸で水戸東照宮の宮司さんに徳川光圀のことを聞いた時、光圀は若気の至りでなどと言葉を濁されたことが今回はっきり分かりました。思いもかけず話が繋がりました。
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2016/06/20
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