小金井の尼寺「三光院」で頂く精進料理
- 4.0
- 旅行時期:2016/05(約10年前)
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by 実結樹さん(女性)
国分寺・小金井 クチコミ:4件
小金井の住宅地の中にある臨済宗の小さな尼寺です。
ここでは足利時代より伝わる御所料理を受け継ぐ「竹之御所流精進料理」を頂くことができます。
前日までの完全予約制で、全員揃って12:00に始まります。
以下はフルコースの「雪」の献立です。
?三光院の御紋のササリンドウの最中(大徳寺納豆入り)と抹茶
?お煮しめ(山葵入り大和芋の海苔巻、高野豆腐、胡麻醤油味の牛蒡、南瓜)
?白胡麻豆腐のあんかけ生姜添え
?空豆とワカメの煮びたし(※写真省略)
?香栄とう富(庵主さん考案の西京味噌漬け豆腐の桜チップ燻製)
?木枯(揚げ茄子の西京味噌の田楽、振り柚子)
?昆布だしのお吸物(星形の茄子のヘタと共に)(※写真省略)
?あわ麩のおでん(田楽)のお椀 山椒味噌
?やくてん(蒟蒻の天麩羅)
?豆ごはんと香の物
?啜り茶(玉露)
お料理は3コースで品数の違いです。
・花:一汁五菜(?〜??) 3,500円
・月:一汁六菜(?〜??) 4,600円
・雪:一汁七菜(?〜?) 5,800円
季節によっても献立は多少異なります。
食事会場は本堂の裏手。(正直、あまり風情があるとは言えません。)
絨毯敷きの大広間に椅子とテーブル席。
テーブルは表面が畳になっているちょっと変わった造りです。
10数年ぶりに再訪しました。
前回は秋の頃だったのですが、素揚げしただけの翡翠のような銀杏の実を塩で頂いた美味しさは忘れられない想い出です。
当時は2代目庵主の星野香栄禅尼様が会場にずっと居て、一つひとつのお料理の説明などをされていました。
現在は西井香春さんが料理長を務めていらっしゃいます。
窓の外では五月の風に竹林がそよいでいました。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 7,500円未満
- 利用形態:
- ランチ
- アクセス:
- 4.0
- 都内の住宅地のお寺で頂ける精進料理はここだけかも知れません。
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 真ん中の品数のコースで十分かも知れません。
- サービス:
- 3.5
- お料理の作り方や謂れなどの説明をもう少し詳しく聞ければ、なおいいと思うのですが
- 雰囲気:
- 2.5
- 食事会場の風情にはビックリしないで下さい。
- 料理・味:
- 4.5
- 一品出しのお料理です。手が掛かっているのがよく分かり、薄味でどれも美味しいです。
- 観光客向け度:
- 4.0
- 精進料理として完成された域にあると思います。一度は頂いてみて下さい。
クチコミ投稿日:2016/05/14
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