ハートアイランド渡鹿野（わたかの）島

5.0
旅行時期：2016/03（約10年前）

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん（非公開）

志摩スペイン村・磯部クチコミ：7件

伊勢志摩国立公園的矢湾にぽっかりと浮かぶ小さな小島である渡鹿野島。0.7平方キロメートルの小さな島の海岸周径は約7kmあり、典型的なリアス式海岸の様子を呈している場所になります。島の形が?ハート型?に見えることから別称?ハートアイランド?とも言われています。

この島にやってくる移動手段は船舶のみとなっており、的矢と三ヶ所から運行される無料の?県道船?と志摩市阿児町国府からの民営の渡船があります。その他宿泊客向けの宿初施設向けの渡船もあり、国府の渡船乗り場付近の駐車場と船による送迎が付いているようです。

江戸時代には東京と大阪を行き来する?菱垣廻船・樽廻船?の風待ちや避難の港として需要が高まり、その船乗りを相手にする遊女達が多くいたことから生まれた都市伝説が蔓延っていたため、離島の歓楽街という先入観を持たれる方も多いものの、今のご時世そのようなことが大っぴらにできる訳もありません。行政とわたかの島観光協議会がタイアップして?渡鹿野島安全・安心街づくり宣言?なるものを出し、今では過疎化は否めないものの家族連れで遊べて泊まれる?手軽に来られる離島の観光地?として宣伝をされているようです。

確かに島のあちらこちらにホテルや住居が廃屋となっている現実は、暫く街を歩けば目にすることなのかも知れません。ハートアイランドというキャッチフレーズも、取り方によっては二通りあるようにも思えるものの、往時の慰安旅行で賑わっていた時代と現在の違いを身を以って体験できることはある意味大切なことのように思います。