四国最西端の地下施設の陸軍要塞
- 4.5
- 旅行時期:2013/06(約11年前)
-
by マローズさん(男性)
八幡浜・佐田岬 クチコミ:1件
一般観光客の知る佐田岬の砲台跡は、昭和20年春に、二ヶ所設置された横穴式格納型砲台の一つ。もう一ヶ所は防波堤で岬と陸続きになった「真の四国最西端」御籠島にある。そこに展開していた部隊は重砲兵第18連隊だが、元々の部隊名は豊予要塞重砲連隊。大正15年11月、岬に露天の「豊予要塞佐田岬第一砲台」が整備されたことに始まる。昭和2年には東方の横峰山と正野谷西側に第二砲台施設が設置された。
佐田岬の遊歩道を燈台に向けて歩いていると、左手にコンクリート階段や小径が現れるが、それらを上がると半地下式の砲台観測所や第一砲台の砲座(4門)、地下弾薬壕に通じる砲弾揚げ降ろし穴がある。
岬のキャンプ場の売店(画像の外壁の店名部分は加工処理をしている)は横穴壕の発電室跡を利用したもので、椿山展望台下方には探照灯(サーチライト)格納壕、燈台西方下(当サイト地図の図示箇所)と御籠島南部には、それぞれ2門ずつの横穴式砲台壕が残る。但し、燈台西方と御籠島の砲台は断崖にあるため、探訪は容易ではない。
- 施設の満足度
-
4.5
- アクセス:
- 3.5
- 日本一長い半島の先にあるだけに遠い
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2016/01/30
いいね!:0票