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筑前町立大刀洗平和記念館

美術館・博物館

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知覧にもあった旧陸軍飛行学校の本校があった場所です。~大刀洗平和記念館~

  • 5.0
  • 旅行時期:2015/03(約11年前)
たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)

朝倉・甘木・小郡 クチコミ:5件

大正8(1919)年10月に開港した陸軍大刀洗飛行場に付設する形で昭和15(1940)年10月に開校したものが陸軍大刀洗飛行学校になります。第二次世界大戦末期に特攻隊員を養成したことで有名となった知覧の分教所の本校でもありました。

戦争の色が濃くなる前の飛行学校には、全国から大空を舞う夢を持った若者が多数集まり、今では想像もつかない賑わいを見せていたそうです。陸軍少年飛行兵の養成から始まり、戦況の悪化とともに操縦部門の陸軍特別操縦見習士官、陸軍特別幹部候補生操縦見習士官の短期間養成を余儀なくされました。結果として南方へと向かう特攻隊員を輩出し、その隊員の多くは二度と戻ることのない死出の旅へと向かったことは言うまでもない史実です。

多くの空への憧れを胸に抱いてこの地に下り立った若者の多くは、特攻隊員として知覧・万世といった前線基地から帰ることのない旅路につきました。また当時東洋一の呼び名もあった大刀洗飛行場は、その特徴から米軍の戦略爆撃の対象とされ、飛行場はもとよりその周辺の大刀洗の街も爆撃を受け、焦土と化しました。

戦後飛行場跡地は民間に払い下げられ、現在の風景の元となる長閑な景色になりました。ここにその陸軍大刀洗飛行学校の存在を伝えるべく資料館の開設がなされたのは意外に遅く、昭和62(1987)年4月に地元の方が、分校があった知覧には資料館があるのに、本校があった大刀洗にはなにもなかったと考えたことに起因します。無人化によって取り壊される運命になった甘木鉄道太刀洗駅舎を譲り受けて改装し、旧大刀洗平和記念館がオープンします。その後平成の大合併による合併特例債を主な財源とし、国道を挟んだ向かい側に平成21(2009)年10月筑前町立大刀洗平和記念館としてオープンし、現在に至っています。

館内は零戦三二型のみ撮影可能で、その他は撮影不可となっています。確かに特攻隊員として出撃された隊員の皆様の写真等個人情報の観点から見るとやむを得ないところはあるようには思えるものの、せっかくの展示を伝えることができないことには歯痒さを覚えるところもありました。言葉で言ってもなかなか伝わらないものではあるので、是非とも機会を作って行って頂きたい…そう思わずにはいられませんでした。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
5.0
太刀洗駅徒歩3分。
コストパフォーマンス:
5.0
JAF割引400円です。
人混みの少なさ:
3.0
入館者はかなり多いです。
展示内容:
5.0
圧倒されます。
バリアフリー:
5.0
スロープとエレベーター完備です。

クチコミ投稿日:2016/01/20

いいね!:7

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