石碑の正面には「奉獻 石尊大權現 大天狗 小天狗 御寶寺」と彫られ、神仏分離以前の祭神を物語る貴重な史跡です。
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- 旅行時期:2015/11(約10年前)
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by 元カニ族さん(男性)
丹沢・大山 クチコミ:26件
「十六丁目追分の碑」は、大山阿夫利神社下社から大山山頂に至る「本坂」の十五丁目の本坂と蓑毛(みのげ)方面への道との分岐点にあります。追分とは道路の分岐点のことです。
この石碑は、享保元年(1716年)に建てられたといわれるもので、総高3m68cmあります。側面に「新吉原町中 宿坊 寶壱院」と彫られているのが読めました。正面は逆光でまったく読めませんでしたので、下山時にもう一度トライしました。夕暮れ時、石碑の正面は写真の通りで、かろうじて「奉獻 石尊大權現 大天狗 小天狗 御寶寺」と読めました。説明板には「この石は麓から強力たちが担ぎあげたもので、江戸期の大山信仰の深さをしめしている。」と書かれていました。
ウィキペディアによると、
「江戸期以前の神仏習合時代には、本社には本来の祭神である石尊大権現(山頂で霊石が祀られていたことからこう呼ばれた)が祀られていた。また、摂社には、奥社に大天狗、前社に小天狗が祀られていた。」
とあります。この碑は、当時を物語る貴重なものです。
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2015/11/11
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