幕末期、この事件の処理は大きな政治問題となり、そのもつれから薩英戦争が起こります
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- 旅行時期:2015/07(約10年前)
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by entetsuさん(男性)
鶴見 クチコミ:170件
鶴見を過ぎ、生麦のキリンビール横浜工場近くの旧東海道沿いにあります。
「横浜環状北線」の工事の影響で、碑は平成28年末までここに仮移設中です。
実際に事件が起こったのは、仮移設中今の碑の場所より東に進んだ所と伝わります。
「生麦事件」は、1862(文久2)年、この地の旧東海道において、薩摩藩主島津茂久(忠義)の父・島津久光の行列に騎馬のイギリス人・アメリカ人と行き会い、道を譲らないことを原因として薩摩藩士が切り付け、殺傷(1名死亡、2名重傷)した事件です。
その後この事件は、英国をして横浜港に軍艦12隻を並べ、「幕府の謝罪と賠償」を要求する結果となり、戦争の危機をはらんだ尊王攘夷運動の高まりの中、この事件の処理は大きな政治問題となり、そのもつれから薩英戦争(文久3年7月)が起こります。
幕末の大きな転換期のきっかけともなった事件に思いを馳せるのもまた楽しいものです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2015/07/27
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