かつては早大の付属庭園だったこともあるという野趣豊かな庭園

4.5
旅行時期：2015/06（約11年前）

by 紅映さん（非公開）

早稲田・高田馬場クチコミ：7件

早大キャンパスから道ひとつ隔てたところに、木々が鬱蒼と茂る一角があります。
斜面の地形を生かして、湧き出る水が小さな滝となって池に注いでいます。

訪れた時はツツジが終わって、ちょうどアジサイが咲き誇っていました。新緑や紅葉、冬の雪吊りなど、四季折々に楽しめる区立唯一の回遊式庭園ということです。

一部、工事のため入れなかったのですが、生い茂る木々と自然に任せた植え込みが、都会の喧騒を忘れさせてくれるほど、野趣豊かで静かな空間でした。

ここは、江戸時代に徳川御三家の一つ尾張徳川家の拝領地となり、その後清水家の江戸下屋敷になったといわれる場所です。
更に明治以降は、子爵邸の庭園として、昭和には早稲田大学が譲り受け、昭和44年に新宿区立公園となった日本庭園だそうです。

「甘泉園」の名は、ここから湧いている泉の水がお茶に適していたところからきたと言われています。

（みどりの新宿30選　、日本の歴史公園100選　に選ばれています）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　訪問日：２０１５．６．１１4

　