100名城の１つなのに知られていない、お薦めの城(鬼ノ城)。城マニア必見

4.5
旅行時期：2012/12（約13年前）

by SHU2さん（男性）

総社・吉備路クチコミ：1件

　「ももたろう伝説」にでてくる「鬼ノ城」は、662年頃、唐・新羅の侵攻に備え築城したと考えられおり、どの歴史書の類にも一切記されおらず、未だに解明されていない謎の山城であります。
　1971年に城壁の基礎となる列石が見つかり、古代山城と認識され、1986年に国の史跡に「鬼城山」と指定されました。なお、日本100名城（69番）として2006年に選定されています。
　所在地は、岡山県総社市奥坂で、JR吉備線服部駅から約5km。JR伯備線総社駅からタクシーで約20分。城の入り口は、鬼城山ビジターセンター横からで、すぐ横に駐車場はあります。
　入り口から城までは、たくさんの岩をかき分けて作った綺麗な遊歩道を歩きます。途中に展望台に行く脇道があり、その展望台から見る「鬼ノ城」は素晴らしく、また右側には総社市の全景が望めます。駐車場からは歩いて15分程で山頂に着きます。山頂には復元された「西門」があり、そのそばには城壁の一部が貼り出した「角楼」と呼ばれる外部監視場所も復元されています。高さ約400mの山頂からの眺めは素晴らしい！の一語で、晴天であれば、遠く瀬戸内海までも見通せ、眼下には総社市中心部が一望できます。また、近くにある岩屋寺と岩屋三十三観音巡りも楽しめます。
　時間がある方は、城壁が2.8kmあるので挑戦してみて下さい