うんとこしょ・どっこいしょ
- 4.0
- 旅行時期:2015/03(約11年前)
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by ウェンディさん(女性)
谷根千 クチコミ:8件
昔々、まだ卑弥呼が生きていた頃のお話です。
だだっぴろい草原だった根津の大地に大きな蕪が植わっていました。
その蕪を抜こうと、おじいさん、おばあさん、そして子供たちが一生懸命引っ張りましたが、なかなか蕪は抜けません。
その時、通りかかったキツネが手を貸してくれました。
するとどうでしょう!
大きな蕪はするんっと地面から抜けたのです。
人間たちもキツネたちも大喜び。
蕪汁を作り、蕪祭りを楽しみました…。
根津神社には乙女稲荷神社という小さな祠があり、社殿の梁には大きな蕪の周りで楽しそうに跳ね回るキツネの絵が彫り込まれています。
色々と文献を調べましたが、この蕪と狐の絵にどんな逸話があるのかは結局分かりませんでした。
もしかしたら上記の様な昔話があるのかも…。
また、この乙女稲荷神社はパワースポットとしても有名で、女子の間では恋愛運アップの神社として人気があります。
でも、なぜ稲荷の接頭語に乙女(おとめ)という名がついたのか。
これは推測の域を出ませんが、江戸時代~明治初期にこの地にあった根津遊郭に由来する可能性があります。
様々な理由で遊郭に売られていた乙女たち。
その彼女たちの悲哀、幸せへの想いが込められてできた神社、それが乙女稲荷神社かもしれません。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 4.0
- 根津駅から徒歩5分
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 混んではいない
- 見ごたえ:
- 3.0
- 神社なのに卍の神紋というのは興味深い
クチコミ投稿日:2015/03/22
いいね!:7票
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