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磯部の一本榎

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黒百合の呪い

  • 4.0
  • 旅行時期:2013/09(約12年前)
bluejaysさん

by bluejaysさん(男性)

富山市 クチコミ:4件

富山城主となった佐々成政は、領内を巡視した際、早百合という美女を見初め、側室とした。早百合は成政の寵愛を一身に集めた。
1584年、成政は豊臣秀吉討伐を諮るため、厳冬の北アルプスを越え、浜松の徳川家康を訪れた(さらさら越え)。ところがその留守中に、早百合が成政の近侍と密通したという噂が広がった。戻った成政は、早百合を神通川の堤の一本榎に鮟鱇吊りにして惨殺した。早百合は死に際に「立山に黒百合が咲いたとき、佐々家は滅びる」と呪いの言葉を残して息絶えたという。
のちに成政は、立山に咲いた黒百合を珍花として秀吉の正室ねねに献上したが、これがもとで淀殿との仲がこじれ、切腹に追い込まれたと「絵本太閤記」に記されている。だが成政の時代に、神通川のほとりに堤も林もなく、さらさら越えも実話ではない。成政のあと越中に入った前田氏が、成政を貶めるために作ったフィクションであろう。
この一本榎は1945年の富山大空襲で枯死したが、地面に落ちた種が育ち、現在は2代目の榎が葉を繁らせている。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.5
人混みの少なさ:
5.0
見ごたえ:
4.0

クチコミ投稿日:2015/03/03

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