日本三大住吉の一つ、博多の住吉神社
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- 旅行時期:2015/01(約11年前)
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by ひろさん(男性)
博多 クチコミ:9件
全国に二千以上あると言われる「住吉神社」。
その中でも福岡市博多区にあるこちらは最も古いものとされ、大阪の住吉大社・下関の住吉神社と共に”日本三大住吉”の一つとして数えられています。
式内社(名神大社)、筑前国一宮。旧社格は官幣小社、現在は神社本庁の別表神社。
鳥居の脇に「官幣小社住吉神社」の社号柱がありますが、これは「官が付いている=朝廷や国の保護を受けていた神社」ということです。
国指定重要文化財の本殿は、元和9年(1623年)に初代福岡藩主・黒田長政が白銀二千両と材木を寄進して再建したもので、仏教渡来前の古代建築様式を今に伝える「住吉造」と呼ばれる貴重なもの。
境内は、都会の喧騒を忘れるくらい静かでした。敷地も予想以上に広く、週末になると神前結婚式が行われているそうです。
住吉神社には、八つの摂社・末社がありますが、この八社を巡ると境内を一周出来るようになっているんですね。
時間があれば、ぜひ巡ってみて下さい。
本殿の脇に並んでいる摂社のその近くには、四方八方に枝を張り巡らせた御神木の松があります。
下にも枝を張り巡らせているので、つっかえ棒をしてある枝があるほど。苔むした姿は雰囲気ありますね。
この松を「一夜の松」といいます。
永享11年(1726年)住吉宮社殿造営の時に、斜めに傾いている大きな枝が屋根を擦ってしまい、とても危険だというので切ってしまうことに決めました。
そうしたら、その松は一夜のうちに真っ直ぐになっていたという伝説が残っています。
きっと、それだけ神気のある松なんでしょうね。
功徳池の傍らにある三日恵比須神社は、幸運と航海の神「恵比須大神」(えびすのおおかみ)を祀っています。
恵比須像は、触る場所によって授かるご利益が違うそうです。
見れば、何とも可愛らしい恵比須さまです。
この他にも境内には神社がありますが、中でも目を引いたのが、背中合わせに建っている稲荷神社。
一社が宇賀稲荷神社。五穀豊穣や商業の神「宇賀乃魂大神」(うがのみたまのおおかみ)を祀っています。
その裏には、白髭稲荷神社、荒熊稲荷神社があります。
また、この神社の脇には大きな岩があって、そちらにもお稲荷様が祀られていました。
はるか昔、神様は自然の中にいるものと信じられ、自然物を崇高したところから始まったものだとされています。なので、これらの自然物を御神体のように祀っているんですね。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2015/02/19
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