島原の人の優しさが生んだ鯉の街
- 4.0
- 旅行時期:2012/05(約12年前)
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by 木枯らし紋次郎さん(男性)
島原 クチコミ:4件
ベネチアの運河に錦鯉が泳いでいてもまったく情緒を感じないだろう。
錦鯉が泳いでそれが絵画的情緒を演出するために必要なのは、
一つに清い水、二つに日本的町並み、そしてその町が醸し出す雰囲気、この三つが揃ってこそ、心の中にうっとりとした旅情が生まれてくるのかもしれない。
私が訪れたのはゴールデンウィークの昼下がりであった。
五月晴れの空の下、長距離運転に疲れていた私を癒してくれたのは、雲仙岳から流れ出る湧水の中をのんびり泳いでいた鯉だけではないだろう。
島原という街には、この町にふさわしいものがすべてそろい、
そして観光客を戸惑わせるような景観は極力省かれている。
このように自分たちの町を大切に後世へ伝えていこうとする島原の人たちの優しき気概とでもいうのだろうか、鯉の泳ぐ街には、そういう人たちのおもてなしの心も漂っているのだ。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 2.0
- アクセスは良くないが、それだけに街中で泳いでいる鯉を見つけた時の感動は大きい。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- ゴールデンウィークでも、そんなに人はいなかった。おそらく、島原城がメインで、観光客はあらゆるところに分散していくのだろう。
- バリアフリー:
- 4.0
- 普通の街中の用水路に泳いでいますから、車いすの方も不便を感じることなく見物できます。
- 見ごたえ:
- 4.0
- 時間があれば、もっと眺めていたかった。
クチコミ投稿日:2015/02/06
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