逆賊の大将が、偉そうに銅像になっています。

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旅行時期：2015/01（約11年前）

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東京都上野公園に建っている像です。

かの有名な高村光雲の作です。

西郷隆盛は、西南戦争を起こしたので賊軍の将なので、靖国神社には祀られていません。

しかし、弟の西郷従道は陸軍大臣などを歴任し、従妹の大山巌は、日露戦争で活躍し、ともに、「元帥」とまでなり、とくに大山巌は、正１位にまでなったわけですから、

そういった人たちの力により、１８９８年建てられました。

一応、１８８９年に、逆徒の汚名は解かれましたが、

１８７７年の西南戦争では従軍を拒否する人を殺したり、無理矢理軍に入れたりと、

イスラム国と変わらない野蛮さが、西郷軍にあったことは、どうしようもない事実です。

私は、西郷隆盛は英雄だとは全く思いません。

大山巌は、「西郷隆盛は、人望好き。」と評しましたが、全くその通りで、

自分の人望が落ちるのを嫌い、自分の発言を控えた部分がたくさん見受けられます。

当時唯一の陸軍大臣であり、参議も兼任していた人物としては、どうなのでしょうかね。

無責任だったと思います。いや、西郷に政治力はなかったと、散々西郷隆盛を罵倒したのは、大隈重信などですが、当たっているかもしれません。

つまり、時代によって巨大化されてしまったと言えましょう。

それが、西郷隆盛の悲劇でありましたし、西南戦争で１万数千が死んだのは、そこにあります。

「明治維新で人は死ななすぎた。たくさんの人間が死んで死んで生き残った人間が新しい日本を作ればよい。」

西郷隆盛は、御前会議で発言し、大久保利通らを唖然とさせましたが、

これが、英雄の言う言葉でしょうか。

私は、西郷隆盛は幕末の英雄であって、明治期には不要な人間いや、邪魔過ぎた人間だったと思います。

西郷のせいで、西南の役で、たくさんの名もなき民が死んだわけですから。

西郷もイスラム国の指導者も形の上ではかわらないですよ。

西郷軍の残虐非道さをもっと伝えるべきです！

西郷隆盛像は、おかしいですね。

逆賊の将なのですから。それを忘れてはいけません。