味噌の変化を楽しむ実質肉野菜味噌煮込み鍋?
- 3.5
- 旅行時期:2015/01(約11年前)
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by KOUJI328さん(男性)
千種・今池 クチコミ:10件
中屋パンを右折して直ぐの左側路地。知らないと入り辛い?見かけは地元民限定大衆酒場。
紺の暖簾に「大衆鉄板焼・人情ホルモン」、黄色い電照看板で「豚ホルモン・鉄板焼 梅田屋」。
18:15、引き戸をくぐると、目の前にはまだ客のいない馬蹄型カウンター。
まだ早い時間帯だもんね、客は左手奥のテーブルスペースの宴会グループのみ。
でも右奥には宴会スペースもあって、入口から想像したよりキャパはあるんだね。
二代目オモニは不在で、細めの若いアンチャン3人?
「予約のお名前は」?「いぇ予約してないんですけど、5名いけませんか」?
「えぇっと…大丈夫ですよ」、「そちらで」と入口左手のテーブル席へ。
ふぅ、助かった。でも却って「とんちゃん横井」定休日で良かったわ。
卓上ガスコンロの置かれた6人席。パウチメニューに「名物鉄板ホルモン!!」。
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豚:ホルモン500円・シンゾウ/コブクロ各600円。
牛:カルビ850円・レバ/ハチノス/センマイ各600円。
トッピング:豆腐(中)300円(大)500円。
うどん300円、ライス大250円中200円小150円。
キャベツ/ナス/モヤシ/ニラ各200円。
一品料理:牛すじのどて煮500円・とん足450円。
キムチ/カクテキ各300円・水キムチ/青梗菜キムチ各400円。
枝豆/たこわさ/ねぎサラダ各350円、
チンジャ400円・キムチやっこ450円。
ドリンク:生ビール500円・サワー400円・冷酒600円。
マッコリはボトルだけで1500円。
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先にドリンク聞かれてから注文。
鉄板鍋に野菜とかてんこ盛りで出て来るのはTVで見てて知ってるけど、
多分、単品の肉を頼んどけばいいんだろう。
で、豚ホルモンに、牛カルビ。「もう1品、おすすめは何ですか」?「ハチノスですね」。
「じゃそれ」。「2人前ずつでいいですね」?「あぁ、はい。でも全部乗りますか」?
割とボリュームがあった印象だったから念のために聞くと、「ぎりぎり大丈夫です」。
ついでに幻メニューってTVでやってた「牛すじのどて煮」も頼んじゃう。
※本当は牛すじじゃなくカルビの横についてるカッパという部位。
でドンと卓上コンロに置かれる底がフラットな鉄板丸鍋。
ザク切りの長ネギに玉ねぎの山、肉はその下だね。味噌は肉に絡めてあるのか。
もっと山盛りだったと思ったけど、6人前でその分、鉄板鍋が大きいからかな?
ただコンロの置き台に比べて鍋が大きいからか不安定で、水っ気も多いしちょっと不安。
沸騰し始める鉄板鍋を目の前にして、皆で、これはどうすればいいんだろう?
具材は混ぜてもいいのかな?と添えられたヘラに手を伸ばすが、タレがタプタプで
下手に混ぜるとジャブジャブ汁がこぼれちゃう。
奥の宴会も始まって、馬蹄形カウンターにも客が増えて来た。
カウンターは基本、アンチャンが焼き上げてる。言えばこっちもやってくれるだろうけど、
忙しくなって来たみたいだし独自判断。そぉっと混ぜ混ぜして、タレツユを野菜に回しかけ。
と店のアンチャン、「ニンニクと唐辛子、かけてもいいですか」?「もちろん」、ガンガンいっちゃってぇ~。
刻みニンニク(青森産)と赤い唐辛子のビジュアルが食欲をそそるねぇ。
けど見た目は、ネギ野菜の味噌炒め、いや味噌煮込みだね。んんと、そろそろ行けそうかな?
ん、出来てる出来てる。八丁味噌ベースのタレ、もっと甘いのかと思ったらそんなこともなく、
ご飯が欲しくなる味噌を使うホルモン料理によくある感じの味付け。
まぁもちろん味噌ホルモンだもんね、何っつってもポイントはニンニクに唐辛子だわ。
ダシ物も何か入ってるのかな?全員からも美味しいの声が出て、速攻でライス発注!全員分。
ただ内心、唐辛子とニンニク、ガンガン増量したらもっともっと旨旨なのになぁと思いつつも、
今回は女性中心のメンバーだから、大人しくしといたんだけどね。
あと肉、味噌(+ニンニク・唐辛子)まみれだから、肉の味がどうのってことはないけど、
値段考えたら肉の量はまずまず多いかな?ペラペラじゃないカルビはビジュアル的に○だし、
ふわふわじゃない、こてっちゃん系のホルモンも、そこそこ大きめ。
ただハチノス、焼き過ぎたのかなぁ?これも大きめなのがゴロゴロ入ってるんだけど、
肉の部位自体に旨味がある訳でもなく、こいつは食感で食うものだけど、結構、硬くて食い辛い。
奨められるまま頼んだけど、カルビ増か、シンゾウ・コブクロにすべきだったかも?
とようやく「牛すじのどて煮」。小鉢より量はあるけど、これで500円てのはお得感に欠ける?
芯がほんのり半熟の半切ゆで玉子1個分に、カッパ肉とコンニャクの真っ黒の味噌煮込み。
で食べるとこいつが名古屋の典型的どて味噌味…甘い甘い甘~い!
ウチの女房が作るドテも砂糖入れまくりで、そのままじゃとても食えたもんじゃないけど、
この「どて煮」もほぼ一緒。質の良さそうな甘さだとは思うけど、
関東出身者ばかりの皆にももちろん大不評。悲しいかな、しばらく手付かず放置状態。
ん?カウンターのお客さん、鉄板に大きい豆腐を乗っけてる。
なるほど、あらかた肉野菜を食べたらああやって追加トッピングするのか。
でもこっちの鉄板鍋、タレも煮詰まってほぼすっからかん。
考えたら煮詰まるにつれて味も変化していくってとこもこの鉄板鍋(焼き)の味噌なんだね。
腹もかなり膨れたし、〆は無理かな?って考えてるとこに、連れの女性、「うどん入れましょ」。
えっ?うどん、食える?「食べてみた~い」、さいでっか。
とオニイサンを呼び止めて、「この鍋(の状態)でうどんってお願いできます」?
「はい、味噌も付きますから大丈夫ですよ」、「じゃぁ…」、「2人前」と横から言いだしっぺの女性。
でアンチャンが水っ気が少なくなって、ようやく鍋じゃなくって鉄板になったところに、投入。
ほらぁ、2人前は多過ぎたよ。結局、大半を俺が食べるハメになるのか?
参ったなぁと思いつつ、食べると!美味しい。
うどんと一緒にちょっと絡められてた味噌、鉄板鍋の味噌とまた全然違うヤツ。
何となくウスターソースの焼きうどん的な味になってる。
皆、結構、満腹みたいだし、絶対残すだろうと思ってたんだけど、
これがあっと言う間に食い切り、綺麗に完食。へぇ大したもんだ。味噌マジックか?
と思ったら本当のマジックは、放置された「牛すじのどて煮」だった。
残りをつまんでみると、これがビックリ、ご飯にかけてガツガツ食いたいくらい美味しい。
冷めたら甘味が引いて、味噌とかの旨みがいい感じに出てるんだね。
あぁ驚いた。多分、味噌の内側には、色んな手がかけられてんだろうなぁ。
なるほどぉ、こりゃ通ったら確実にハマる料理達なんだろうな。
韓国料理って美味しいのは美味しいけど、どれも味付けが似たり寄ったりだから、
自宅以外じゃあんま進んで食べないけど、ここは味噌の変化を楽しみながら食えて面白いね。
以上、5人で腹パンパンで、9150円(飲みが少ないから)。ご馳走様。
次があったら、カルビ多めで野菜も何か追加、ダシが残ってるとこに豆腐投入って感じかな?
モチ、うどんも必須でね。まぁしいて言えばもうちょっとコスパがいいと…って贅沢言い過ぎ?
ちなみにこの後、予定じゃ味仙で仕上げってつもりだったけど、「無理~」ってことで、
腹ごなしに車道まで10数分歩いて、おかげ庵でデザートってことにする。77点。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 一人当たり予算:
- 2,000円未満
- 利用形態:
- ディナー
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- サービス:
- 3.0
- 雰囲気:
- 4.0
- 料理・味:
- 3.5
- 観光客向け度:
- 3.5
クチコミ投稿日:2015/01/23
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