四季折々の風情

3.5
旅行時期：2015/01（約11年前）

茅ヶ崎クチコミ：99件

約1ｋｍにわたる寒川神社の松並木。相模線の大門踏切から寒川神社の社まで続きます。
参道の途中には水道記念館やプール、テニスコート、農園の植木販売店などもあります。
元、隣を走る県道46号線だった道で、車道ですが、歩道も付いているので、散策ができます。
お正月、時間帯やエリアなど規模は縮小されたものの、３が日は歩行者天国となり、新春の陽光差す並木道をそぞろ歩けば神社参拝の気分も盛り上がるというもの。沿道には椿が咲き、年によっては早咲きの梅がほころぶことも。
春宵、街灯に照らし出された桜をめでながら、春の陽気に包まれ逍遥するのもおつなものです。香りのよい沈丁花もにわかに残る、春風の心地よい散歩道です。
７月の浜降祭の数日は、参道にはえんえんと提灯が飾られ、夕立も過ぎ去り、しんと静まり返った夜更けに遠方から眺めると、まるで狐の嫁入りでも行われているような、幽玄さがあります。
秋、太鼓の囃子に神輿の掛け声が響きます。町の木となっているキンモクセイの良い香りがどこからともなく漂うのもこの頃。参道の横に広がる田の畔には、彼岸花が咲き、田んぼが黄金色に色づくのもまもなくです。
四季折々の風情が楽しめる神社までの散策の道です。