裏通りにひっそりと佇む常念寺の表門は国の重要文化財です。
- 3.0
- 旅行時期:2014/04(約12年前)
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by 風待人さん(男性)
萩 クチコミ:217件
萩の町は石を投げれば(本当に投げてはいけませんが…)文化財・史跡に当たるというくらい観光資源が豊富です。
しかし、PRが不足しているのかPRの仕方が下手なのかそれらを活かされていませんね。
大体、萩の町は自転車で1日もあれば旧萩市内、三角州内くらいなら十分回れますし、主要な史跡などは歩いて行けるくらいの距離にあります。
例を挙げると、菊屋横丁、旧久保田家住宅、円政寺、北の総門、萩博物館などこれらは歩いて10分圏内にあり、足の運動にも丁度いいくらいです。
さて、前置きが長くなりましたが萩といえば明治維新、明治維新と言えば松下村塾と吉田松陰先生です。
吉田松陰先生に関わる史跡となると、松陰神社、松下村塾跡、誕生地、野山獄跡でしょうか。
野山獄跡を訪れる機会がありましたら、野山獄跡の前の小道を田町商店街方面に300mくらい歩いてみてください。
昔ながらの個人商店の前に、長栄山常念寺というお寺が有ります。
このお寺の表門が実に立派な朱色の門です。
この門は国指定重要文化財のひとつで、常念寺表門と呼ばれています。
そのままじゃないかってツッコミは置いといて、この門は寛永10年(1633年)に京都から運んで来られたものです。
今からざっと380年前のことですね。
この門は元々京都の聚楽第(じゅらくだい)の裏門であったものを毛利輝元が豊臣秀吉から与えられ、伏見の
毛利邸に移築したものを、輝元が萩城築上の際に常念寺を宿所にした縁で表門として移築寄進されたものです。
ようは380年以上前に豊臣秀吉から授かったゆかりの品というわけですが、これがお寺の門ともなるとなんともスケールが大きい。
この門構えは流石に壮大で、あまり大きくはなく桁行方向は3.66m(12尺)、梁間方向は3.12m(10尺)ではあるがその張り出しの造形は存在感があります。
場所は近くに駐車場などありませんから、萩循環まぁーるバス(どこまで行っても路線内100円の赤いコミュニティバス)の東回りルート、野山獄跡入り口で下車して徒歩で向かうのがいいでしょう。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 野山獄跡・岩倉獄跡の前の道路を田町商店街へ向けて行くと有りますが車1台がやっとの細い路地にあります。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 人混みはほとんど見られません。
- 見ごたえ:
- 4.0
- 朱色の門は時代を感じさせ悠久の思いを抱かせます。
クチコミ投稿日:2014/12/18
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