松陰神社内にある薩長土が出会った場所に行ってきました。

2.5
旅行時期：2014/09（約11年前）

by 風待人さん（男性）

萩クチコミ：217件

松陰神社といえば松下村塾と神社が有名ですが、実は他にも色々史跡があるんです。
中でも中々気づかずに通り過ぎてしまう史跡が薩長土連合密議之處（さっちょうとれんごうみつぎのところ）の碑です。
碑と書いてあるからにはそこにはもう建物などは残ってはいませんが、ここは歴史が動いたまさにその場所でした。
類は友を呼ぶの諺通り、同じ志の人間は互いに寄り添うものです。
この碑がある場所にはかつて旅館が建っていました。
この旅館に泊まったのが萩藩士、久坂玄瑞を訪ねた土佐藩士、坂本竜馬、それに薩摩藩士、田上藤七の両名、これに久坂玄瑞が加わりここに薩長土の若き革命家たちが一堂に会したわけです。
ここで3名はそれぞれの思想に通ずるものがあり、後の薩長連合を予感させるものであったようです。
この碑は松陰神社の入り口の向かって左側、トイレの横に鎮座しています。
幕末の偉人たちがこの場所に居たと想像して目を閉じると吹いていく風さえ別の時代へと誘うような不思議な気分になります。