古墳へGo! ~空白の世紀の謎を探る☆浪漫を見つけに古墳を巡ろう!~
- 4.0
- 旅行時期:2014/07(約10年前)
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by ウェンディさん(女性)
行田・羽生・加須 クチコミ:10件
さきたま古墳群が発見されたのは、昭和初期の頃。
しかし、その頃の【さきたま古墳】は日本に約25万基ある古墳の中では、殆どその名を知られておらず無名の存在でした。
そのさきたま古墳群を一躍有名にしたのが、ここ【稲荷山(いなりやま)古墳】です。
昭和43年(1968年)の発掘調査で多くの出土品が発掘され、その中の一つの【金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)】が、後に行われたクリーニングで国宝級の出土品であると判明しました。
稲荷山古墳は前方後円墳で、その古墳の上を登ることができ、古墳の墳頂(頂上)には、後円部(前方後円墳の円の部分)で見つかった川原石と粘土で形成された埋葬慕が復元されています。
そのサイズから当時の大人の身長を推測することが出来ますが、大人の男性が埋葬されていたのだとしたら、当時の日本人は今よりも小柄だったのかもしれません。
【稲荷山古墳】はさきたま古墳群の中でも古い時代に作られた古墳で、この古墳からは鉄剣以外にも翡翠(ひすい)で作られた勾玉や銀環も出土しています。
当時、この近辺で翡翠が採取出来た場所は、新潟県糸魚川地区。
卑弥呼がいた4世紀と聖徳太子の6世紀の間の5世紀の日本。
その空白の世紀;5世紀に、さきたま地方には遠方の地方と交易できる力を持つ豪族がいた…。
空白の世紀を埋める歴史物語が、此処にはあるのでしょう。
稲荷山古墳の出土品は【さきたま史跡の博物館】で展示してあり、間近で見ることも可能です。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- さきたま古墳公園の中。公共交通機関は便が悪いです
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 空いているので、ゆっくりと散策できます
- 見ごたえ:
- 4.0
- 博物館と併せての見学がお勧め
クチコミ投稿日:2014/07/23
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