宇田川町の隠れや

3.5
旅行時期：2014/05（約12年前）

by paopaojijiさん（男性）

渋谷クチコミ：25件

　
　当てもなくお店をさがして渋谷の街をぶらつきました。

　京王井の頭線のガード下から道玄坂に出て、昔の恋文横丁を通り

　東急本店前からセンター街そして宇田川町にで、路地に入ると大きな暖簾がドンとあり

　ました。(＠_＠;)

　その奥に店に繋がる細く長い道があり非常に高そう店構えです。

　奥まで行って見ると二人連れの女性客が玄関を入り覗いて直ぐに出て戻って来ました。

　外は静けさに包まれてひっそりしていましたが、店内は混んでいるようでした。

　見た感じ敷居が高そうなお店で、渋谷のビル街の中宇田川町に

　このようなお店があることじたいがが不思議に思える店構えでした。

　玄関の近くに行くとランチメニューが書いてあり、

　定食類が１０００円以下で食べられるので

　安心して中を覗いて見ました。

　サラリーマン風の若い男性が椅子に座って待っていましたが二人だけなので中に入り

　待つことにしました。

　玄関の前には小さな鐘が置いてありレジの台が時代物の家具で

　後ろの壁には大きな幟のような布が垂れ下がっていました。

　厨房の窓の格子が組子で作られており、

　江戸時代に踏み込んでしまったような錯覚に落ち込むようなお店でした。

　あまり待つことなく、直ぐに呼ばれてカウンター席の一番端に案内されました。

　メニューを見て、本日のおすすめ丼をを頼みましたが

　左から二つは既に売り切れとのことで

　うどんも美味しそうでしたがご飯が食べたくて、

　店の名前が葱やなので唐揚げ定食（葱香味ダレ）を注文しました。

　お店の店員も落ち着いてのんびりした対応でゆったり食事の出来るお店で、

　せっかちの人には合わないお店のように感じました。

　店内の調度品の家具や置物も風情があり、のんびり時間を過ごせる空間です。

　厨房から料理がカウンターの手前の棚に運ばれ、

　カウンターの中の人がご飯・味噌汁をよそってお盆に乗せて運びます。

　厨房から料理が出てきても急がすマイペースで配膳していました。

　唐揚げは外がカリッとしており、中がジューシーで

　上に乗った大量の白ネギ白ネギと自家製タレがよく合い美味しい唐揚げでした。

　また、カウンターに乗ったツボ漬けと自家製のでんぶは自分で好きな量を

　取ることができます。

　このでんぶが甘さも丁度良くご飯にふりかけるとと食が進みました。

　デザートの小鉢の団子とあずきが良く合い、

　お餅の団子の食感とぜんざいのバランスがよくとても美味しいデザートでした。

　奥には座敷があるようでしたし、2階にも部屋があるようでした。

　夜はコース料理があり、おまかせコース・飲み放題付き2時間で6000円のコースもあり

　夜も予約してゆっくり楽しんで見たいお店でした。