期待していなかっただけに高さのある石垣の立派さに驚かされた。
- 4.0
- 旅行時期:2014/04(約12年前)
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by モッサンさん(男性)
松阪 クチコミ:5件
松坂城は織田信長の娘婿蒲生氏郷によって1588年に築城されたものである。松坂と命名したのは氏郷であり、秀吉から大坂の「坂」を拝領し、吉祥の「松」をつけて名付けられたものだそうだ。松坂が松阪に変わったのは、1889年(明治22年)の町村制移行時に大坂が大阪に改名したのにならったものらしい。城跡内の石碑も松坂城と松阪城と書かれたものが混在しているが、1952年に三重県指定史跡「松阪城跡」、2011年に国史跡「松坂城跡」とされていることと関連があるのかもしれない。松阪の街の印象からたいした城跡ではないという思い込みを持っていたが、どうして見上げるような美しい高さのある石垣群にまず驚かされた。蒲生氏郷は近世城郭の先駆けとなった安土城の築城に加わっており、松坂城では野面積を主体に隅の部分は「切込みはぎ」という工法が用いられている。城跡には櫓や門などの遺構は一切残されていないが、本丸、二の丸、三の丸、隠居丸、きたい丸など全ての曲輪が残っていて思ったより広い印象を受ける。松坂城が1万の兵が攻めあぐねるほどの堅城とされているのは、高度な石垣技術による高石垣と、複雑に折れる虎口を多用した縄張りにあるといわれており、野面積の石垣の堅固さでは日本の城郭の中でも5指に入るとされているのもうなづける。なお2006年には日本城郭協会から日本名城百選にも選定されている。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.5
- 高さのある石垣の美しさは見ないことにはわからない。
クチコミ投稿日:2014/05/04
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