京にあこがれた飛騨の大名が進めた町造り
- 4.5
- 旅行時期:2013/11(約12年前)
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by モッサンさん(男性)
飛騨高山・古川 クチコミ:4件
高山の見所は江戸時代からの古い町並みであるが、ここはかつて高山城があった城山公園のふもとにあたる。戦国大名だった金森長近が1586年に飛騨の大名となり、13年の歳月をかけて高山城の築城と城下町造りが行なわれた名残である。この時代の大名は京都へのあこがれが強かったようで、金森長近もまた城下町の建設には京風に拘り、京都の町並みを強く意識したといわれている。長近が拘ったのは町づくりだけでなく、祭りも京都の祇園祭に似せて始まったのが絢爛な屋台と人形カラクリで有名な高山祭というから並の憧れではない。現在この町並み、とくに三町等の区域は国選定重要伝統的建造物群保存地区となっており、電線を全て地下埋設する等の徹底した景観保全がとられている。ミシュランの実用旅行ガイドブックで必見の観光地として三つ星を獲得しているのも肯ける。この区域の日中は、地酒、伝統工芸品、和雑貨などの買い物、飛騨牛や団子の食べ歩きでごったがえしており、とても町並みの景観をゆっくりと鑑賞できるものではない。観光客の多くならない早朝のうちに見て回るのがベストである。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.5
- 景観保全もここまで徹底されれば見事。
クチコミ投稿日:2014/03/18
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