冬は大山の麓、鄙びた清々しい雰囲気があるが、もうすぐ高速道路もできてしまう
- 3.0
- 旅行時期:2013/12(約10年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
伊勢原 クチコミ:16件
小田急の伊勢原駅から大山へ向かう途中の山王原のあたりで、北方に200~300m離れた場所にあります(伊勢原駅北口~大山ケーブルまたは大山駅、産業能率大学の「山王原」バス停から300mほど)。大山の麓で、神社のあたりからも間近に山を望むことができます。また、近くには太田道灌の墓のある洞昌院(墓は下粕谷の大慈寺にもある)や、道灌が殺されたと思われる扇谷上杉氏の粕谷館跡があります。
神社は、周囲は住宅地となっているものの、100mほどの木立の参道の奥に社殿があります。参道や社殿の横の敷地などには、地味ですが、山野草などの様々な種類の草花が植えられ、名札が添えてありました。
また、社殿の横の道を神社の裏手まで行くと、ちょっとした谷のような地形を下り、再び台地の上に出ます。上った所は畑(2014年1月現在、県道603号線予定地として縄張りがされていた)ですが、更に先の産業能率大学の敷地に続く扇谷上杉氏の居城、粕屋館の跡ということです。それまでの谷は自然地形を利用した空堀とのことです。
神社の参道近くにも道灌主従の七人を葬ったとされる七人塚があります。付近はこのように歴史の一舞台となった地ですが、現在では鄙びた郊外の趣があります。空気の澄んだ冬に訪れたせいもあるかもしれませんが、大山を望み、街中に比べると、どことなく清々しい感じ。歴史を感じながらの散策によいと思います。しかし、近くでは第2東名や連絡道路の県道603号線が計画され、住宅の移転が進んでいました。狭い旧大山街道も一部拡張され、更にケーブルカーの駅まで通じるバイパスの広い道も作られるなど、急ピッチで開発が進められているところでした。周囲は数年後には全く違う雰囲気になってしまうかもしれません。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2014/01/30
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