岡倉天心生誕150年 岡倉天心展に期待 11月1日より福井県立美術館で
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- 旅行時期:2013/09(約12年前)
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by charaboさん(男性)
福井市 クチコミ:29件
県立美術館の特別展は、いつもキャッチフレーズの言葉だけが踊っているという感があって、ミケランジェロ展も、個人的には2度行くつもりで前売り券を購入したものの1枚は人にあげてしまったがっかり物であった。今回の岡倉天心の展覧会も「空前絶後」などと軽々には使いたくないキャッチフレーズを使っているが、羊頭狗肉にならないことを願っている。今回も一応前売券を2枚用意しているので、そのキャッチフレーズに嘘がないことを期待するのみである。
なぜ岡倉天心が福井かというと、天心の両親が福井出身という関係で転身自体は、横浜の生まれである。今年は、天心生誕150年に当たり、恐らくずいぶん前から温められてきた企画であり、「天心の指導を直に受けた画家たちの作品が会場を彩ります。日本美術院の三羽烏と称された横山大観、菱田春草、下村観山を中心に、近代日本画の黎明期に活躍した狩野芳崖や橋本雅邦、また大観、春草の次世代にあたる安田靫彦、前田青邨、小林古径らの名品が並びます。」というのが美術館側の意気込みである。評価はするのは、われわれで満足感、充実感を持って出口にたどり着きたいものである。
この美術館は、折角収蔵品として最近とみに評価が高まりつつある岩佐又兵衛の作品を持っておりながら、特別展ばかりに走って地道に恒常的に常設展を開催するという基本を忘れた、いわば本末転倒した美術館である。金券の石川県立美術館や富山県立近代美術館が、常設展示に加えて、特別展企画しているのに対して、一歩も二歩も遅れを取っている。本来なら、喝、をいれたいところである。
今度こそになるか、あるいは、2度あることは3度あるか、岡倉天心に興味ある方は、一度足を運んで頂き、私の目から見ればたるんでいるこの美術館に生の声を送り届けてほしい。
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 3.0
- JR福井駅からバスで20分、徒歩45分
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 入場料1000円
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 土日以外はどの展覧会でもすいている
- 展示内容:
- 4.0
- 「空前絶後」とうたっているが羊頭狗肉でなければよいのだが
クチコミ投稿日:2013/10/20
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