百貨店建築として初の重要文化財 島屋日本橋店
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- 旅行時期:2009/09(約16年前)
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by vueさん(非公開)
日本橋 クチコミ:8件
江戸時代末期に創業した高島屋が時を経て、東京は日本橋に全館冷暖房装置を備えた店舗を構えたのは昭和8年。 創建時の名称は日本生命館。 日本生命が建設し高島屋が借り受け、一部を日本生命東京総局が事務所として使用していたが、昭和38年に日本生命が転出。 戦後復興から高度経済成長期に増築、改築を繰り返した。 平成21年、高島屋日本橋店は、百貨店建築初の重要文化財の指定を受けた。
高島屋日本橋店の建築にあたっては、「東洋趣味ヲ基調トスル現代建築」という様式を求めた設計図案競技で1等当選した、高橋貞太郎の案が採用された。 重厚な西欧の歴史様式に、和風建築の意匠が随所に見られる。 高橋の意匠を継承しつつ、近代建築の手法をふんだんに取り入れた、村野藤吾による増築。 昭和8年の竣工から約30年間にわたり増築を重ねて、見事な調和をみせている、昭和建築の名作。
http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/cultural_propertie/
- 施設の満足度
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4.0
クチコミ投稿日:2013/09/12
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