磁器の街 大川内山を歩く
- 5.0
- 旅行時期:2011/01(約13年前)
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by Dr.Poohさん(男性)
伊万里 クチコミ:1件
伊万里は磁器の窯業の町として有名ですが、ここ大川内山で鍋島焼のほぼ全てが生産されています。鍋島焼の歴史は古く、鍋島藩直轄の窯で焼かれた技法によるものを言います。
日本で初めて磁器が焼かれたは、江戸時代初頭に有田が始まりです。往時、日本唯一の磁器生産ができた鍋島藩は、有田の優秀な陶工を集めて藩直営の窯を築き、城内の調度品や献上品の磁器を焼かさせました。1675年、藩窯は山深い伊万里市大川内山に移り、以降明治4年の廃藩までこの地で活動を続け、技法の秘密を厳守し、不良品も外部に持ち出される事なく処分されました。
美しい鍋島藩窯橋を渡って、大川内山に入ると、そこはもう鍋島藩窯の里です。ここ大川内山には、静かな山奥の谷間に30軒の窯元が建ち並んでおり、このような歴史を考えながら、窯業の町を散策することができます。とても落ち着いた街歩きを楽しむことが出来ました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 車でアクセス
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 静かに窯元を訪ねられます
- 見ごたえ:
- 5.0
- 街並がとても素敵です
クチコミ投稿日:2013/09/07
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