がんばれ、浜街道！道の駅　そうま　にて

3.5
旅行時期：2011/05（約15年前）

相馬クチコミ：1件

私が訪れたのは２０１１年５月。

そう、震災の２ヶ月後でした。

富岡から、埼玉に避難していたじっちゃんを、

相馬の親戚の家に届けるというのが、私の役目。

小さい軽自動車で、埼玉から相馬までやってきました。

その時の海岸近くは壊滅的でした。

他方、津波の被害を直接受けなかった地域は、少しずつ、元の生活に近づこうと、みなさん頑張っておられました。

この道の駅そうま　も、夕方までの営業でしたが、頑張って営業していました。

そんなに来る人も少なかろうと思いますが、

私のような渡航者に、オアシスのような存在でした。

親戚に聞いていた、大堀焼。この道の駅で買うことができました。

震災前は、原発近くの町である浪江近辺で製作されていた、この地域特産の焼き物です。

地震で窯も大打撃を受け、そして原発で追い出されてしまった、その地。
商品など残ったものしかないと思います。
なので、私が手にした商品は、震災前に入荷されたものだと思います。ありがたくいただいて帰りました。

二重に焼かれている、とても珍しい茶碗類です。

きっと、また大堀焼が復活し、緑の味わい深い美しい緑色を見せてくれることを祈っています。

建物外には、全国各地からお越しになられた方々からの直筆応援メッセージが掲げられていました。