芦ノ湖の水は「深良水門」から静岡県に流れ、湖尻水門は芦ノ湖の水量調節機能しか持っていません。
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- 旅行時期:2013/05(約11年前)
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by 魅々さん(女性)
元箱根・芦ノ湖周辺 クチコミ:19件
立派な湖尻水門、その内側には満々とした芦ノ湖の湖水が湛えられていますが、水門の外側に湖水は流れていません。
なぜでしょか?
その理由は・・・・
江戸時代、駿河国駿東郡深良村(ふからむら)の名主・大庭源之丞さんは水不足に悩む深良村の灌漑用に芦ノ湖から箱根山の湖尻峠下を貫通するトンネルを掘ることを思いつきした。
芦ノ湖の水利権を持つ箱根権現社の許可を得て、江戸商人・友野与右衛門さんの資金協力を受けて、1670年(寛文10年)に用水路を完成させました。
この用水は「深良用水」と呼ばれ、現在は狩野川水系黄瀬川支流の深良川となっています。
江戸時代は箱根も深良も小田原藩の領地であったので問題はありませんでしたが、両地は明治の廃藩置県で神奈川県(足柄県)と静岡県に分割され、湖尻峠が県境となりました。
その結果、両県で水利権をめぐる争いが起き、裁判によって静岡県に水利権が認められました。
現在、芦ノ湖の水利権は静岡県が握っています。神奈川県は水門・水道管施設の維持の土木工事許認可権だけしか持っていません。
湖尻水門は、単に芦ノ湖の水量調節機能しか持っていないのです。
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- 利用した際の同行者:
- その他
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/05/17
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