幾何学式庭園に日本と西洋の自然観の違いを見る。
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- 旅行時期:2013/04(約13年前)
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by junuvievさん(非公開)
河津温泉郷・今井浜 クチコミ:5件
以前、ドイツに行って、街路樹が大きな植木鉢だったことにびっくりしたことがあった。
えー、明らかに樹冠が植木鉢より大きいでしょうが。根っこ可哀想。あれじゃ大きく成れないよ。
でもまあ、日本の街路樹でやれ落ち葉が出る、電線に引っ掛かる、鳥が集まって糞が困る、と言われるより、
すぐに移動できる植木鉢の方がまだましかと、ドイツの人の合理的精神に感心した。
しかし、日本だと木が可哀想とクレーム来るだろうな。
で、こちらの庭園。
香水作りが目当てだったので、庭園を散策しようという気はあまりなかったが、入り口のあまりにも整然と整えられた植え込みに目が止まった。
これが幾何学式というやつですか。
日本でも盆栽とか、日本庭園で木の形を作ったりというのはあるが、ここまでじゃない。
木にはそれぞれの種類によって違う樹形を持っていて、日本庭園はそれを上手く活かして自然の再現を図ろうとしているが、西洋の庭園は自然を活かす、という発想ではなく、自然を従属させる、という発想なんですね。
人の好みにケチ付けちゃいけないけれど、私はこの植え込みを見たとたん、これを素敵と思う人とはお友達にはなれない、と確信。
バラはそれなりにきれいだったし、香水作りのお姉さんは素人ではなく、的確な指導をしてくれたけれども。
一度行けばもう良いです。
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/04/30
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