浅澤神社〔神社〕
- 5.0
- 旅行時期:2014/09(約11年前)
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by 横浜臨海公園さん(男性)
住吉・平野 クチコミ:10件
該社は住吉大社境外末社
御祭祀は、
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
御1柱である。
該神は辯財神に付会される事から大阪近辺では該社をして 弁天さん と称する。
該社付近一帯には、嘗て 浅沼小野(あさぬま おの)と称する景勝地で、杜若の大群生地が存在した。
昭和初期まで境内に杜若が咲く浅澤池(浅沼)が存在し萬葉集にも詠まれた景勝地だった。
萬葉集にも、
住吉の浅澤小野の かきつばた 衣にすりつけ 着む日知らずも
と詠まれた。
大和川氾濫対策の結果、宝永元年(1700年)に河川付替工事が施工され水量が激減した事から、やがて杜若は全滅したが、該廃絶を惜しんだ地元住民達が宝暦13年(1763年)に杜若を植え根付いた。
明治天皇(めいじ てんのう)(嘉永5年(1852年)11月3日?明治45年(1912年)7月30日)は、明治元年(1868年)6月10日に住吉大社行幸時に住吉行宮正印殿に向かう途次、該社横を通過されたが、余程その際に目撃した杜若の印象が強烈だったと見え、明治20年(1887年)に、花菖蒲と題された御製に
むかし見し 浅澤沼の花あやめ いまも咲くらむ 葉がくれにして(明治天皇御集1482番)
と詠まれている。
大東亜戦争後、環境状態激変から件の杜若群は壊滅し、現在では、平成9年(1997年)まで明治神宮から移植された菖蒲群が咲いていたが、細井川河川改修に伴い新水源を確保した事から杜若が復活し、開花の季節ともなると周囲に芳醇な香りを放つ。
浅澤(あささわ)神社
大阪市住吉区住吉2?11?21
℡: 06-6672-0753
阪堺電気軌道阪堺線細井川電停降車 徒歩2分
http://www.sumiyoshitaisha.net/
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/02/02
いいね!:65票
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