有名フレンチ「ラトラス」の姉妹店です

4.0
旅行時期：2012/07（約13年前）

by dune45さん（男性）

神楽坂・飯田橋クチコミ：281件

2011年の秋に開店したこちらのお店、有名フレンチ「ラトラス」の姉妹店とのことです。

場所は東京メトロ神楽坂駅、矢来口を出て牛込神楽坂方面に向かう途中。新潮社のすぐそばですが、周囲はお店もあまりなく、静かなエリアです。

今回は4名でディナーに訪問。
繁華街中心地からやや離れたエリアということもあり、店内はスペースを贅沢につかったゆとりのある雰囲気です。

先客はカップル一組。その後も女性の4人組みのお客さんだけで、この日は空いていました。

ディナーメニューは、デセール込み3皿のコース「イグニス」が4500円、4皿のコース「マテリア」が6000円で以上がプリフィクススタイルです。更に6皿からなる季節のスペシャリテコース8000円も用意されています。

今回は、全員「マテリア」を選択しました。

3皿+デセールの構成ですが、3皿の内訳は前菜2皿+魚or肉料理でも、前菜+魚料理+魚or肉料理でもOKなシステムです。

魅力的なメニューが多く、選択の幅も広いのでメンバー4人ともかなりチョイスに時間がかかりました。

私は前菜を2皿「ナスとトマトのコンフィーのバロティーヌ」「フォワグラのテリーヌ」、そして肉料理「フランス産鴨のロースト」をセレクトしました。

お酒はそれぞれグラスワインをオーダーしましたが、嬉しかったのがフォワグラにあわせるために、ソーテルヌワインが950円で提供されていたこと。

フォワグラのテリーヌは、表面を軽くあぶって砂糖で味付けをし、クレームブリュレのような味わいで、ソーテルヌとはベストマッチでした。

鴨のローストはポーションも充分、全くクセを感じることなく美味しくいただきました。

ドルチェは別メニューに記載されていましたが、柑橘類をつかったさっぱり系のものが中心で、タルト類などはラインアップされていませんでした。

全体を通じては「ラトラス」のような高級食材のオンパレードといったメニューではありませんが、コスパがよく使い勝手の良いお店という印象です。

プリフィクスが中心で選択肢も多いので、好き嫌いの多い方でも問題ないと思います。

お客さんが多くなかったこともあってか、お皿の出はスムースでした。19時半の入店で食事を終えたのは21時半頃。お客さんの引けも早く、食後に歓談していたのですが、22時半にはチェックの催促が。
出来れば23時くらいの閉店であれば嬉しいところなのですが。

最後の客だったこともあり、帰り際にはスタッフとシェフが総出で見送って下さいました。食後の満足感はかなり高いものがありました。

料理も美味しく、お値段も手頃な良い店だと思います。幅広い人に受け入れられる良質なフレンチレストランがまたひとつ、神楽坂にオープンしました。