鉄道ファンに人気の高いロマンスカー「快特電車」
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- 旅行時期:2012/12(約13年前)
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by fmi(ふみ)さん(男性)
品川 クチコミ:19件
大阪を走る電車は、JR西日本中心に、阪急、京阪などで、料金不要のロマンスカー(2扉、3扉でロマンスシート座席の電車)を走らせていることで有名であり、新快速とかは鉄道ファンの間では、名が知られている。単に座席が良いだけでなく、スピードも特急並みに速いのが特徴である。
東京の電車は朝の混雑のため、そんな電車は走ることが出来ないが、京浜急行だけは、昔から料金不要のロマンスカーを走らせてきた。
それが、「快特電車」である。かつては「快速特急」と言い、特急より速い電車だった。
川崎から横浜までの間は、JRに沿って走るので、東海道線や湘南新宿ラインとデッドヒートを繰り返す。スピードは速く、東京の通勤電車では、はじめて時速120kmでの運転を行っている。品川から横浜を通り、三崎口まで、10分毎に運転され、そのうち日中は20分毎に2扉ロマンスシートの専用車2100型が使われる。
京急で快速特急が登場したのは1968年、併走する東海道線や横須賀線に対抗するためである。当初から専用のロマンスカーが使われていた。1995年には品川‐横浜間120km/h運転を開始し(信号も全て替えた。40億かかったという)全区間で大幅なスピードアップ、1998年には、羽田空港と成田空港を結ぶ快特も登場、2010年北総、京成、都営、京急と走る成田発羽田行「アクセス特急」、2012年に地下鉄直通羽田空港行快特の大増発と成長している。
ダイヤパターンだが、通勤車両を使う、京成青砥発都営線直通三崎口行と泉岳寺・品川始発三崎口行のロマンスカー使用車が交互に発着、加えて、その間に、北総線、都営線から羽田空港へ行く快特が10分毎に出ていく。なお、泉岳寺発着は、その駅で京成の快速に接続している。
朝夕は12両という長い編成になる。以前は日中や休日も12両で走っていた。所要時間も一時は品川‐横浜を15分で走破したが、停車駅の増加により、今は同区間17分で、新型車に統一した東海道線にならばれてしまった。三崎口までは現在67分だが、1995年のころにくらべやや遅くなっている。
JRのほうは横須賀線のスピードアップ(120km/h)、湘南新宿ラインの運転、東京モノレールとの提携と、巻き返し始めているが、依然、京浜のスピード自慢の看板は、京急が持ち続けるだろう。
京急線は、快特が高速運転するために様々な工夫をしている。全電車の加速性能を高くし、普通電車も急発進急ブレーキときびきび走るのだ。信号も工夫があり、信号機を見ると、時折点滅することがある、観察してみることをお勧めする。
- 施設の満足度
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5.0
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 都心へ行く場合、安いとは言えなくなった
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- 快特は終日混む
- バリアフリー:
- 4.0
- 乗り場へのアクセス:
- 4.0
- 高架駅が多い
- 車窓:
- 4.0
- 高架線で展望は良く、三浦半島に入ると、景色は良くなる
クチコミ投稿日:2013/01/05
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