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旧古河庭園

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薔薇の季節に 旧古河庭園

  • 4.0
  • 旅行時期:2012/05(約14年前)
wiz さん

by wiz さん(非公開)

王子・十条 クチコミ:3件

旧古河庭園(きゅうふるかわていえん)は、東京都北区にある都立庭園である。 1917年(大正6年)に古河虎之助男爵の邸宅として現在の形に整えられた。 現在は国有財産であり、東京都が借り受けて一般公開している。 国の名勝に指定されている。

明治期の当地は陸奥宗光の邸宅であったが、宗光の次男・潤吉が古河財閥創業者である古河市兵衛の養子となったため、古河家に所有が移った。 

その後、1917年(大正6年)に古河財閥3代目当主の虎之助(市兵衛の実子)によって西洋館と庭園が造られ現在の形となった。 洋館と洋風庭園は、戦前に亘り多くの洋風建築を手掛けたジョサイア・コンドルにより設計された。 また、日本庭園は近代日本庭園の先駆者として数多くの庭園を手掛けた小川治兵衛(植治)により作庭された。

1926年(大正15年)に虎之助夫妻が牛込市谷船河原町に転居した後は、古河家の迎賓館として使用された。 第二次世界大戦中は陸軍に接収され、南京国民政府成立前には、汪兆銘が匿われていた事もあったという。 終戦後は連合軍に接収され、イギリス大使館付駐日武官の宿舎などに利用された。

武蔵野台地の斜面を巧みに利用した造りとなっており、台地上に洋館を、斜面上に洋風庭園、台地下の低地部に日本庭園が配置されている。

○洋風庭園(バラ園)
洋館南側の洋風庭園は、テラスが階段状に連なるイタリア式庭園と、平面的で幾何学的に構成されるフランス式庭園の技法があわせて用いられている。

○日本庭園
心字池を中心に、大滝、枯山水、茶室等を配する本格的な回遊式庭園である。 台地斜面上の大滝付近の植え込みが深山の趣を醸し出しており、庭園の構成に深みを与えている。

○洋館
1917年(大正6年)5月竣工。 外観はルネサンス調。 煉瓦造の躯体を、新小松石の野面石積みで覆っている。 1階は食堂、ビリヤード室、喫煙室などの接客空間である。 2階は家族の居室など私的空間で、和室も設けられている。

http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index034.html

施設の満足度

4.0

クチコミ投稿日:2012/12/01

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