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元興寺塔跡

名所・史跡

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「史跡元興寺」として指定されている「元興寺(塔跡)」

  • 3.5
  • 旅行時期:2010/10(約15年前)
さすらいおじさんさん

by さすらいおじさんさん(男性)

奈良市 クチコミ:20件

「史跡元興寺」として指定されている地域は「元興寺極楽坊」、「元興寺(塔跡)」、「元興寺小塔院跡」の3か所で「元興寺極楽坊」には日本最古、飛鳥時代の瓦が極楽坊禅室・本堂に残っている。
奈良時代の元興寺は三論宗と法相宗の道場として栄え、東大寺や興福寺と並ぶ大伽藍で寺域は南北440m、東西220m、「奈良町(ならまち)」の大部分が元は元興寺の境内であったそうだ。東大寺、興福寺が勢力を増す一方、元興寺は平安時代後半あたりから徐々に衰退している。
室町時代の1451年、土一揆で元興寺は炎上し、金堂など主要堂宇は焼失、「極楽院」、五重塔を中心とする「元興寺観音堂」、「小塔院」の3つの寺院に分裂し極楽院は奈良西大寺の末寺となって民間信仰の寺院として栄えた。
「元興寺観音堂」は東大寺の末寺となり、五重塔を中心とする寺院であったが、創建遺構の五重塔と観音堂は、江戸時代末期の1859年に焼失し、以後は衰退している。
極楽院は1955年に「元興寺極楽坊」と改称、1977年に「元興寺」と改称され2010年8月、禅室の一部に使用されている木材が世界最古のものであることが確認されている。
ならまちを歩くと元興寺の隆盛と衰退の歴史がよくわかる。

近鉄奈良駅、JR奈良駅から徒歩15分

施設の満足度

3.5

アクセス:
4.0
人混みの少なさ:
4.0
バリアフリー:
2.5
見ごたえ:
3.0

クチコミ投稿日:2012/08/19

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