平清盛の日招像

4.5
旅行時期：2010/10（約15年前）

by たびたびさん（男性）

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呉市からバスで30分ほど。音戸(オンド)の瀬戸といって、瀬戸内海の半島と島に挟まれた狭い海に、平清盛が開いたという船の通える道があります。そこは今でも船の往来が頻繁なのですが、清盛の伝説がいくつかありまして。この像のもとになった日まねき伝説とは。海の開削は大変な難工事でなかなか終わらず、あっという間に日が落ちていきます。しかし、まさにその時。清盛が落ちようとする日をさしまねいて、日の落ちるのを止め、無事に工事を終わらせたというのです。清盛が傍若無人で、太陽にまでも言うことを聞かせたという悪い話ととることもできるのですが、清盛が固い決意で臨まなければ、この大事業は成就できなかったという清盛をたたえる良い話と受け止めたいと思います。宮島厳島神社の建設も清盛。素晴らしい功績だと思います。
ただ、高烏台公園にある平清盛日招像は、音戸渡船の辺りから、歩いて2キロ以上、山に登ったところ。徒歩の方は、かなり覚悟が必要です。