大阪・高槻市の今城塚古代歴史館（いましろつかこだいれきしかん）

4.5
旅行時期：2012/03（約14年前）

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今城塚古代歴史館（いましろつかこだいれきしかん）は大阪府高槻市郡家新町の博物館。今城塚古墳が２００４年から史跡公園として整備され、１０年にわたる発掘の成果や古墳時代の歴史を学び、歴史文化の体験学習もできる、古代体験ミュージアムとして２０１１年４月に開館した。古墳公園と歴史館の２つを総称して「高槻市立いましろ大王の杜（だいおうのもり）」と名付けている。
今城塚古墳は墳丘の荒廃が著しかったが発掘調査の結果、１５９６年の伏見大地震によって墳丘が崩壊したものとの見方が強まっており資料も展示されている。今城塚古墳は宮内庁から陵墓及び参考地に指定されていないため一般人が見学可能であるとともに墳丘は近隣住人の散歩道になっている。
宮内庁が管理する古墳は発掘調査ができないが、今城塚古墳は宮内庁が天皇陵と認めないために、日本で唯一発掘された天皇陵であろうといわれている。陵墓の規模、発掘品ともに大王にふさわしい強大な権力を示すものだ。
宮内庁が管理する墳墓も考古学の観点から調査をすれば日本の古代歴史が解明される可能性が充分あるだろう。
京都線「摂津富田駅」から市バス「氷室」～徒歩3分または「今城塚古墳」～徒歩1分、開館時間午前10時～午後5時(入館は4時半まで)、休館月曜日・祝日の翌日・12月28日～1月3日、無料ただし特別展・企画展は有料の場合あり