【一休評価】平日ならば天山から一休への『はしご湯』を利用しない手はない
- 4.0
- 旅行時期:2012/06(約14年前)
-
-
by TaxNaXさん(男性)
箱根湯本温泉 クチコミ:10件
平日に天山を利用した後、『はしご湯札』で一休を利用しました。
平日限定ですが、天山利用者は格安料金で一休のはしご湯を楽しむ事ができます。
天山を午後6時半頃に退出し、退出時に『はしご湯札』を購入。
天山に再入場しない券は100円。再入場する券でも300円。
これを使わない手はありません。
風呂以外にも休憩処、読書室、食事処、マッサージ処、売店などが揃う天山と比べると、施設全体の規模は随分と小振り。
風呂場と手洗のみで、飲み物の自販機すらありません。長居するには適さないでしょう。
この辺りが、半日過ごす事の出来る天山との差です。
但し風呂場自体は天山の半分程度の規模があり、意外や大きい。
野天の佇まいの天山と比べ、一休は木造(を模した)建屋に露天の風呂場を設けたレトロモダンな佇まい。
天山とは随分と趣を異にします。
一休の男風呂は湯舟3つで構成されています。
中央湯舟は温めの湯温で、大屋根と湯舟の間に箱根の山と空を臨みながらの入浴を楽しむ事ができます。
大屋根中央には色温度の低い和風の照明が吊られており、夕方以降は陽が落ちるにつれ少しずつ照明の存在感が増す様子を楽しむ事ができました。
右手湯舟からは須雲川を30~40m高所から見下ろす絶景が広がります。
天山は須雲川河畔に建ち、ざしきぼっこのすぐ横には須雲川の流れ。
対して一休は天山から僅かの距離なのに建屋の造り方が巧妙なのか、一気に須雲川を見下ろす位置になるのです。
天山の利用経験者は、先ずこのギャップに相当驚く事でしょう。
ただ残念な事に女風呂は川に面さない方向です。
男風呂は景観に優れる反面余りに解放的で、女風呂では流石に抵抗感があったと言う事でしょう。
左手湯舟は一段下った場所に設けられており、奥側は山林。
景色を制限し、わざと閉塞的に造ってあります。
その上で林をライトアップする事で木立が強調され、まるで秘湯のよう。
僅か十数歩しか離れていないのに、他の2つの湯舟とは全く異なる雰囲気です。
湯温の設定も他の湯舟とは異なり、明らかに高目に設定してあります。
天山と同じく、湯温のバリエーションが豊かな点も好印象。
一休は通常料金が1,000円で、風呂以外には手洗があるくらい。
目前に天山がある以上、休憩処はおろか飲み物の自販機すらない一休には、積極的に行こうとは思わないのが正直な処です。
ですが平日のはしご湯で天山の後に一休を楽しむのであれば別。
たかが100円か300円。超の付く格安ぶり。
平日であれば利用しない手はありません。
■はしご湯札料金
・一休に行ってそのまま帰る場合 : 100円
・一休から天山に戻ってくる場合 : 300円
■はしご湯する場合の注意事項
・はしご湯は平日のみ
・はしご湯札発行後20分以内に一休受付の事
・19時 一休受付終了(20時 閉館)
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 箱根新道 須雲川ICから旧東海道を下るのが一番簡単
- 泉質:
- 4.0
- 刺激的ではないが湯当たりの優しい良い湯
- 雰囲気:
- 4.5
- 野天風呂を再現した天山とは異なり、レトロモダンで造り込んだ和の風呂場
- バリアフリー:
- 3.0
- 天山程ではないが、段差があるので車椅子は辛いだろう。特に建屋に至る通路は幅も狭く介助も困難。
クチコミ投稿日:2012/06/03
いいね!:3票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する