巨大地震と波の浸食の力
- 3.5
- 旅行時期:2011/01(約14年前)
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by tsuruya0さん(女性)
宮崎市 クチコミ:10件
宮崎県日南海岸で見られる鬼の洗濯板はガイドブックや案内板によると、約1500万年前から3000万年前に海床(海底)だった所に砂岩と泥岩の層が交互に積み重なり、その海底が隆起して海岸沿いで波の浸食をうけ、柔らかい泥岩のほうが早く削られたため、現在のような規則正しい凹凸のまるで巨大な「洗濯板」のような奇妙な景観が生まれたそうです。その時は、ここまでの解説である程度納得したのですが、車を運転中、なぜ海底にこれほど規則正しい泥と砂の、数え切れないほどの層ができたのか、ふと不思議になりました。つまり海底に砂が堆積する時代が何万年かあり、次に泥が堆積する時代が、そしてまた次には砂が堆積する時代が・・・こんなことを規則的に何千万年繰り返し、見事な砂岩と泥岩の層が・・・・そんなことあるか?と疑問に思えました。帰宅後いろいろ調べてみると、この砂岩と泥岩の層ほぼ同時期にワンセットで形成されるそうで、その大きな力が巨大地震だそうです。常日頃少しずつ堆積していた海底に、地震の振動で海底でも土石流のような現象が起きいつもとは違う性質の堆積物が大量に降り注ぎ、地震が落ち着いた所でいつもと同じように少しずつ堆積し、また何万年かたった所で巨大地震が起きて、とういうのを数百回繰り返してこのような地層が出来たそうです。(どちらが砂岩でどちらが泥岩かはわかりませんが)ちょっとだけ疑問が解決しました。みなさんも是非自分の目でこの鬼の洗濯板を確かめてください。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.0
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 2.0
クチコミ投稿日:2012/05/15
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