武田信玄と甲斐善光寺
- 5.0
- 旅行時期:2012/04(約14年前)
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by 美良々橋モヨ子さん(男性)
甲府 クチコミ:2件
善光寺と言えば長野の善光寺様を思う人も多いだろう。
実は武田信玄の御膝元、甲府の町にも善光寺がある。
川中島の戦いで上杉謙信と戦をしていた信玄が戦により長野の善光寺に被害が及ぶのを恐れ、甲府に善光寺そっくりの寺を建て長野の善光寺のご本尊様を一時甲府に移動させたのが始まり。
建物は長野善光寺が黒い御堂に対し甲斐善光寺は朱色の鮮やかな御堂である。
この善光寺の見どころと言えば天井に描かれた鳴り竜である。
龍の真下に立ち手をたたくと何とも言えない龍の声が聞こえる。
これは文章では書けぬほどの神秘的な音なのでみなさん一度行ってみるといい。
もう一つは長野善光寺でも有名な戒壇巡りである。
これは暗闇の中ご本尊様の下を明かりなしで壁をたよりに行くすこし怖い闇の旅である。
ここの戒壇めぐりは心という字をかたどっているという。
宝物殿のほうには見事な仏像の数々。一押しは日本最古の源頼朝木造である。
それを見終えて金堂の裏に行くと豊臣秀吉の家臣、甲府城の築城者、加藤 光泰の供養塔がある。
それとこれは観光客のめったに寄り付かないB級スポットがある。
それは武田氏滅亡にあたり主家を裏切りそれを織田信長に咎められここ甲府善光寺の境内で磔にされた悲劇の武将、小山田 信茂の首塚がある。
しかしこの首塚を見つけるのに一苦労する。
この首塚は善光寺裏の個人宅のブドウ畑の中にある。
一度訪れる前に甲府観光協会に問い合わせてからをお勧めする。
それと私有地なので一声ブドウ園の御宅に声をかけてからマナー良く見学していただきたいものである。
その近くには長野善光寺を開山した本田善光の墓もある。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2012/04/27
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