民俗学上貴重な加賀藩「流刑小屋」
- 3.5
- 旅行時期:2012/01(約14年前)
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by kuritchiさん(女性)
五箇山周辺 クチコミ:3件
民俗学上貴重な加賀藩「流刑小屋」富山県指定有形民俗文化財に指定されています。
江戸時代、五箇山は加賀藩の流刑地となっていました。(他の流刑地として、石川県輪島も有名ですね)流刑地は、庄川右岸の7集落。7つの集落は全て庄川右岸に位置し、流人の逃亡を防ぐため庄川に橋をかけさせず、一人では往来できない篭の渡しを使わせていたそうです。
特に政治犯などがこの五箇山に流刑人として送られてきたと言います。
中には集落内に限って自由に出歩ける罪人もいたとか…。武士や身分の高い者も多く、集落の人に学問を教えたりした者もいたそうです。
そんな話を聞いて(村上家のご当主の語りより)この「流刑小屋」を訪れた所為か、私は興味を持って見学出来ましたが、興味を持てるかどうかは個人差があるかも知れません。
この「流刑小屋」は一歩も外へ出歩けない「お縮小屋」。建物外には一歩も出られず、間口2.6m、奥行き3.6m、高さ3mのちいさな小屋には食事を差し入れする“穴”の横にトイレがあるのみ。
明治時代に入り、流刑の制度がなくなり物置として使われていましたが、昭和38年の豪雪の折に倒壊しましたが、復元保存されました。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 1.5
- 観光バス、又は自家用車で。
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2012/02/29
いいね!:2票
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