五箇山の生活史を伝える 約400年前の建築当時の様式を守る合掌造り「村上家」
- 4.0
- 旅行時期:2012/01(約14年前)
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by kuritchiさん(女性)
五箇山周辺 クチコミ:3件
江戸時代中期に建てられたと推定され、約400年前の建築当時の様式を伝える「村上家」(国指定重要文化財合掌造り)
1重4階、茅葺屋根、家の入り口が妻側にある「妻入り」(合掌造りの手を合わせた形に見える方が正面)の最大規模の合掌造りです。(間口35尺2寸、奥行67尺5寸)
“おえ”といわれる居間には1年を通して囲炉裏が灯されています。囲炉裏はかつては、塩硝のもととなる土の灰汁(アク)を煮つめ、その火の熱で屋根裏まで温めて養蚕を営み、囲炉裏のススで、合掌造りの建物を守ってきたそうです。
カワラケツメイ(薬草)のお茶も用意された“おえ”で囲炉裏を囲んで、ご当主さんが穏やかな口調で五箇山の生活の様子や民俗文化や合掌造りについて(約10~15分)語ってくれます。古代民謡「筑子(こきりこ)」の披露もあります。
オプションで、こきりこ踊りの観賞も申し込めます(有料・要予約)
(http://www.murakamike.jp/folksong.html#admire)
建物も、カスガイや釘などを一切使用せず、縄や自然に曲がった木などを使って結束して組み上げられています。是非2階、3階にも上がって(梯子利用)屋根の部分を見られることをおススメします。屋内には、五箇山の主産業であった煙硝製造・和紙製造や日常生活に使われた諸用具なども、展示されています。
庭には、推定樹齢300年の五箇山の雪椿「五箇山絞り」があります。見頃は、例年4月下旬~5月上旬のゴールデンウイークごろだそうです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 1.5
- 観光バス、自家用車利用。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2012/02/28
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