リヨネ地方のレストラン、ブションで幸せなフレンチを♪
- 4.0
- 旅行時期:2010/02(約16年前)
-
-
by 瑞樹さん(女性)
神楽坂・飯田橋 クチコミ:20件
ブションというのは、パリのビストロよりも長い歴史のある、フランスの食文化の中心であるリヨネ地方のレストランのことで、オーナー・シェフのクリストフ・ポコさんが、自分が生まれたリヨンを誇りに思い、開いたそうです。
前から気になっていた店なのですが、祝日の14時前、入ってみるとフランス人のオーナーさんかな?に訊いてみると、ほぼ満席のようでしたが、入口脇の窓際の席を空けてくれました。
平日は1,850円のランチがありますが、今日は祝日なので2,850円からのランチコース。
世にフレンチは数あれど、ブションはなかなか無い(と、思う)。折角なのでリヨンならではのものが食べられそうな、3,850円のコースにしてみました。
パンは割にハードで、布の袋に入ってくるのがお洒落。ハード系のパンは大好き。余計なものが入っていない、シンプルで忠実なバゲットという感じで、美味しいです。
先ずは「本日の前菜」、エスカルゴでした~。飲み物は、白ワインをチョイス。
エスカルゴプレートって何だか可愛いです。エスカルゴの上には薄く丸いバゲットが被せてあり、それをくるんとひっくり返すとエスカルゴが上に乗ってきます。
エスカルゴは熱々、おいしい~。心地良い歯ごたえがあり、もっと日本でも普通に食べられるといいなぁと思いました。
お次は「本日のスープ」。
しっかりと素材のうまみがぎゅっと詰まっていて、しっかりと濃厚なのだけれどしつこくない。
メインは、「本日の肉料理」にしました。
鹿肉です。柔らかくて、うまい~。ソースも多過ぎず、主張し過ぎず、ワイルドさも品の良さも併せ持った一皿。
下に敷いてある黄色い焼きものがまた、舌触りも味も全く違っているのですが、これ、何でしょう。まだまだフレンチには疎い私です(訊けばよかった)。
店内は、ブションには無くては成らないという銀色に輝くスズ製のカウンターがあり、ワイン・カーヴ、二階へ続く螺旋の階段があり、テーブルには清潔でのりの効いたクロス。床にはタイルが嵌め込まれています。インテリアも、全てシェフが自らの生まれ故郷から取り寄せたものだそうです。
フランス人のウェイターさんも居るし、ほんと、フランスに来たみたい。
居心地の良い店内に、気の利くウェイターさん、そして美味しい食事があれば、ワインも進むというもの。空になったワイングラスを見て、ワインのおかわりをウェイターさんがお勧めしてくれました。割とフルーティで飲み易い方のグラス白ワインを選びました。
更に、天然スパークリング・ウォーターを注文。フランスではポピュラーなのでしょうか、badoit(バドワ)。最近はそうでもないのでしょうが、日本の人は発泡水を余り飲まないですよね。因みにノン・スパークリングはエビアンでした。
で、これはセルベール・ド・カニュ(直訳すると絹職人の脳みそだそうです)というリヨン地方の白いチーズ。ハーブが入った柔らかいペースト状で、パンにつけて頂きます。
フラマージュ・ブラン、エシャロット、シブレット、白ワイン、生クリームを合わせたものなのだとか。
酸味があるので、コースの最後でも重くならず、もっとパン下さい!って云いたくなるほど。
デザートは、「南瓜のアイス棒仕立て、ショコラショーとヘーゼルナッツ」にしました。
カップに入ったショコラをアイスに付けて、それに砕いたヘーゼルナッツをくっ付けて食べます。おいし~。
やっぱりフレンチの最後って、ついつい軽めにと思ってアイスを頼んじゃうなぁ。
いやー、リヨン地方の料理というものを初めて食べた日でありました。
本日は締めて6,000円なり。ひゃー。
しかしまぁ、どれもこれも美味しくて、シェフの志の通った丁寧な料理は見るだけでもとっても幸せになります。
http://yaplog.jp/saemizuki/archive/2218
11:30~14:30(L.O) 18:00~22:00(L.O)
月曜日・第3火曜定休
平均予算:¥2,400(平日昼) ¥3,300(週末昼) ¥7,500(夜)
クレジットカード:JCB / Diners Club / VISA / Master / AMEX / 伊勢丹
- 施設の満足度
-
4.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- サービス:
- 5.0
- 雰囲気:
- 5.0
- 料理・味:
- 5.0
クチコミ投稿日:2010/03/09
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する