名古屋の地下鉄東山線の終点である藤が丘駅から
送迎バスが出ています。
関東から名古屋に旅行をした際に、観光案内所に
...
続きを読む置いてあったチラシを見て、へ~、名古屋の近場に
温泉があるんだ、送迎バスあり、じゃあ行ってみよう、
と、何の前知識も無く、藤が丘駅発最終便(午後18時)
に乗りました。
このバス、出発したら藤が丘の住宅街を抜け、郊外に
出て、ナント高速道路に乗ってしまいました。
「案外遠いんだな」と思ったら、高速道路を降りて、
今度は真っ暗な山道を走る走る。街灯も無い山道を
ドンドン進んで、こんな何もない山奥に温泉が?!
と少々焦ってきた頃に、山の中に突然明るい温泉街が
現れてビックリです。
温泉街といっても、昔ながらの温泉宿といった風情の
旅館が1軒と、レストラン、そして日帰り利用者の
ための施設があるだけです。
鄙びた、というよりは、趣のある温泉宿や、綺麗な
お庭に赤い橋が架かっているなど、何とも風流な光景
です。
さて、日帰り温泉施設の方に行きました。
改築されたばかりのようで、売店も地下のレストランも
とてもきれいです。売店に売っている地元のお土産品を
見て、ここが豊田市だということがわかりました。
温泉は日本でも珍しい天然ラドン温泉とのことで、
内風呂に入るとモワ~っと空気がこもっている感じです。
内風呂で温まって、外の岩風呂で夜風にあたりながらの
入浴は大変気持ちの良いものでした。
こちらの温泉水は飲用可。しかも飲用することによっての
体への効果・効能もいろいろとあるそうで、内風呂に
飲用の蛇口が何本かありました。
入浴したら一人10リットルまで汲んで持ち帰っても
よいとのことで、常連さんはみなさん大きなポリタンク
持参でいらしていました。
私も売店で売っていた空のペットボトルを購入して、
温泉水を汲んで持ち帰りました(重かった!)。
温泉に浸かって、そして飲んで、脱衣所に置いてある
浴衣に着替えて売店をのぞいたり、休憩所で休んだり、
とても寛げた温泉体験でした。
帰りは21時10分の送迎バスで、また藤が丘駅まで帰って
来ました。バスを降りたあと、ついさっきまであんな
山の中の温泉にいたのが何だか夢のような気分でした。
思いもよらず、ちょっと気軽に秘境気分を味わえたと
思います。
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投稿日:2013/06/05